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『君たちはどう生きるか』展 宮﨑駿監督が手がけたイメージボードなど展示

2023年11月17日 22:10
『君たちはどう生きるか』展 宮﨑駿監督が手がけたイメージボードなど展示
映画「君たちはどう生きるか」が展覧会に(c)2023 Studio Ghibli (c)Museo d'Arte Ghibli
宮﨑駿監督10年ぶりの最新作『君たちはどう生きるか』。その制作過程で描かれた絵を展示した企画展示『君たちはどう生きるか展』が、18日から三鷹の森ジブリ美術館(入場は日時指定の予約制)で開催されます。開催を翌日に控えた17日、メディア向けの内覧会が行われました。

映画は、2023年7月に公開されてから観客動員数570万人を突破(配給会社発表)。これまで、映画のシーンを切り取った場面写真は公開されていましたが、公開から4か月たった現在も予告映像など映画の内容が明らかになるような宣伝はされていません。

展覧会は『イメージボード編』、『レイアウト編』、『背景美術編』の3期にわたり、展示物を入れ替えて公開されます。18日から始まる『イメージボード編』は、2024年5月まで予定されていて、映画の構想段階に作品のイメージをかためて、登場人物や舞台の設定などを考えるために描かれるイメージボードのほぼすべてが展示されます。

ひと足早く展示を見たスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、「今までは、こんなにゆっくり見るって、なかなかなかった機会だから。こういう展示をするっていうのはすごい新鮮に見えて、胸が変な感じ。スッキリするというか。それくらい1枚1枚よく見ちゃう」と笑顔で語りました。

また、この展覧会の企画監修を務めた宮崎吾朗さんは会見で、「手描きのアニメーションでここまで密度の濃い作画をすることもそうだし、普通の人には思いつかないアイデアが豊富に入っている。こんなことを思いつくのは宮﨑駿しかいないなと思います」と感想を語りました。