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磯貝初奈 局アナを辞め、東大大学院進学のワケ 「ニュースの背景わかっていないのが気になり…」

2023年1月3日 22:40
磯貝初奈 局アナを辞め、東大大学院進学のワケ 「ニュースの背景わかっていないのが気になり…」
フリーアナの磯貝初奈さんが“新しいことだらけ”の2022年を振り返る
フリーアナウンサーの磯貝初奈(はな)さん(29)にインタビュー。中京テレビのアナウンサーだった磯貝さんは、2022年にフリーに転身。2023年4月から、東京大学の大学院へ進学することを発表しました。退社のきっかけも「学びたい」という気持ちからだったという磯貝さんに、“進学を決意した理由”などについてお聞きしました。

■局アナを辞めたのは「学びたい」気持ちが積もったから

——2022年はどんな1年でしたか?

6年間、名古屋でアナウンサーをしていたんですけれども、中京テレビを退社したのが2022年。新しいことだらけの1年だったなという感じです。あとは大学院受験もありまして、本当にあっという間の1年でした。

——会社員として働いていた中で、なぜ大学院に行こうと決意したのでしょうか?

ニュースを日頃、局のアナウンサーとしてお伝えしていく上で“去年どうだったんだろう?”とか“これはどのくらい珍しいことなんだろう?”というのを、調べられる範囲では全部調べようとしてやっていたんですが、背景の部分、“他の国じゃどうなんだろう?”とか“これはいい面だけ報じているけれども、本当は悪い面もあるんじゃないか?”とか。生放送は時間が決まっているので、報道番組の前までには“自分で調べきれなかったな”と思う部分が、けっこう気になることとして積もっていって。どこかで時間をとって、しっかり“政治・経済を学びたいな”と思っていたのがありました。

1・2年目とか慣れるまでは、日々の伝え方とか読み方とかそういうのを学ぶのに必死だったので、そういう時にはなかなか出てこなかった発想なんですけど。だんだん周りが見えるようになるにつれ、“私はこれ(ニュースの背景など)がわかっていないのが気になるな”という気持ちも強くなってきたのが、ちょうど6年目だったのかなと思います。

——もともと“追究したい”という気持ちが強いタイプなのでしょうか?

昔から調べるのが好きで。映画のインタビューをするとなったら、出演なさっている方の過去作を見るとか、原作があったら全部読むとか。(局アナ時代に)インタビューの前に私が調べているのを見たディレクターさんに、“悪魔の下調べ”って言われていました(笑)。ジョークとして言ってくれていて、多分褒め言葉だったと思うんですけど「そこまで知っているの気持ち悪いよ~」みたいなのは、ちょこちょこ言われていました。

■大学院では「経済の土台をしっかり作る」

——どちらの大学院に進学されるのでしょうか?

(4月から)東京大学の公共政策大学院に進学する予定です。

——具体的にどのようなことを学び、経験したいと考えていますか?

まだカリキュラムを眺めて夢見ているぐらいの段階なので、実際は4月が近くなってからしっかり組むんだと思うんですけれども、例えば“各国の政治の進め方の違い”とかもせっかく時間がとれるので学びたいなと思いますし。公共政策大学院の中でもコースがいくつかあるんですけれども、私は経済政策コースを選択して。経済の土台をしっかり作って、世の中の色々について学んでいきたいなと思っています。

あとは、学生生活は久しぶりになるので、そこで受けた刺激。当時、高校から大学に上がったときに感じていたものとはきっと違うと思うので、そこで感じたこととかを色々発信するときに使えたりしたら、それも役に立つのかなと思います。

■勉強の意欲を湧かせる秘けつは“好きなものを排除しない”

受験の他にも、高校1年生のときに気象予報士の資格を取得するなど、人生において“学ぶ”ことを続けている磯貝さん。学生にも参考になる“勉強に取り組むための秘けつ”を伺いました。

——磯貝流の“勉強の意欲を湧かせる方法”を教えてください。

“他の好きなものを極力排除しない”というのを大事にしていて。その時(気象予報士試験や大学受験のとき)は、韓流ドラマにハマっていたんですけど、計画分を終わらせたら“あのドラマが見られるから集中して早めに終わらせよう”とか。

——エンタメが勉強する活力や支えになっていた?

(エンタメが)大好きで! ライブに行きたいから、模試でこの成績をクリアしたらライブに行こうとか、そういうことを目標にしたこともありましたし、(漫画の)『ドラゴン桜』を読んでその勉強法を実際にしてみたりもしていたので、それでまた成績が上がるとより楽しい! とか。色々組み合わせていました。

——大人になるにつれ、学ぶことが億劫(おっくう)になることもありますが…

私の場合はなんですけど、10代のときよりは“記憶力が落ちているかもな”と思うこともあるんですよ。ただ、“興味”は当時よりある気がしていて。人生を重ねた分、「こういう場面でこれ知っていたらよかったな」という実感が積み重なっているので。むしろそういう点では、年を重ねた後の方が“学ぶ”ことって楽しいんじゃないのかなと。

——磯貝さんの2023年の目標は?

(普通自動車の)免許を取りたいなと思って。車の免許を持っていないんですよ。学生時代にとりそびれてしまったまま、局アナ時代になかなかまとまった時間がとれず…。

——免許を取得するとなると、また勉強が必要になりますが大変じゃないですか?

昔から周りに言われるのが「インプット本当に好きだよね!」って。(勉強に対して)“苦行”というイメージがあまりなく、「あっ、これも見ておきたい!」「あっ、これも知っておきたい!」っていう気持ちが今は強いかもしれないです。いや、学び始めて難しかったらまた変わるかもしれないですけど(笑)。