俳優の武田鉄矢さん（73）が11日、映画『ＴＡＮＧ タング』の初日舞台挨拶に登場し、主演・二宮和也さん（39）の演技力を絶賛しました。

映画は、二宮さん演じる、ゲーム三昧で妻に捨てられたダメ男・春日井健が、記憶をなくした迷子のロボット“タング”と出会い、冒険に出る物語です。

作品について武田さんは「映画には“記憶を失ったロボットとポンコツ男の物語”というキャッチコピーがあるんですけど、キャッチコピー自体がおかしいんです。これ逆です。今までのファンタジーは“記憶を失った男とポンコツロボットの物語”なんです」とコメント。

さらに「映画の奥底にあるものはロボットと人間の図表を変えて“人間らしさとは何か”っていうのをロボットに語らせるという、絶妙の構成で、構えがうまいなと思いました。泣き所はあるんですけども、ロボットから人間性を教えてもらう、そういう時代に私たちは生きているんだよということを教えてくれる映画だと思います」と熱弁しました。