20万部超えの『#真相をお話しします』 斬新な手法で話題になった新感覚ミステリー
結城真一郎さん (C)新潮社
マッチングアプリやリモート飲み会など身近な出来事を題材にした、5つの短編ミステリーが収められている本作品。小説でありながら、動画を見ているような感覚になってもらうため、経過時間を表記するなど斬新な手法を取り入れ話題になりました。2022年6月に発売された作品は、発行部数20万部を突破(出版社発表)しています。
結城さんは、1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。2018年、『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、2019年に同作でデビュー。2021年には「#拡散希望」(「小説新潮」掲載)で第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。同年、3冊目の長編作品である『救国ゲーム』を刊行し、第22回本格ミステリ大賞・小説部門の候補作に選出されました。