市川團十郎「妻も“一度きりの人生だから”と」 長女・ぼたんからの相談を明かす
■ぼたんの芸能事務所入りを後押し「彼女の行きたい方向に背中を押す」
代々伝わる演目について、團十郎さんは「市川家しか演じることのない信長の作品。ゆくゆくは、勸玄(市川新之助)もやることになるやもしれません」と期待をにじませませました。すると報道陣からは、4月に芸能事務所入りを発表した長女・ぼたんさんについての質問が。
現在、日本舞踊に歌舞伎、俳優と多方面で活躍するぼたんさん。團十郎さんは昨年、ぼたんさんから相談があったことを明かし、「(歌舞伎を)勸玄がやるんだなっていうのは、やっぱりなんとなく感じる年頃ですから。そういう時に自分の中で、自分の世界を開いていきたいということを、彼女から相談がありまして。もっと世界観を広げて、歌舞伎俳優の道、日本舞踊家以外の道として、大きく視野を広げていくということから、自分の中で刺激できる環境を彼女自身が求めたので、親としては色々な方に相談しながら、彼女の行きたい方向に背中を押すという形になりました」と、親心をのぞかせました。
続けて、「これから女優を目指したいのか、お母さんみたいなアナウンサーを目指したいのか、もしくは歌を歌う人を目指したいのか。舞踊家でいいのか、歌舞伎役者になりたいのか。正直、そこははっきりとは言わないです」と明かし、「彼女が広げる道、人生ですから。妻も“一度きりの人生だから”という辞世の句を残していたので、それを娘もそういうふうに思ったらしく」と、親として心配と期待をにじませました。