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4人組バンド・女王蜂アヴちゃん「歌はけんかや!」 声優として初主演作品の制作秘話を明かす

2022年5月7日 22:50
4人組バンド・女王蜂アヴちゃん「歌はけんかや!」 声優として初主演作品の制作秘話を明かす
女王蜂のボーカル・アヴちゃん
4人組ロックバンド・女王蜂のボーカル、アヴちゃん(年齢・性別・国籍など非公表)と俳優の森山未來さん(37)が声優を務める劇場アニメーション『犬王』(5月28日全国公開)の舞台挨拶が行われ、声優で初主演したアヴちゃんが気迫こもった制作秘話を明かしました。

本映画は、室町時代に実在した能楽師・犬王と、その相棒となる琵琶法師・友魚(ともな)の友情を描いた物語で、『ヴェネチア国際映画祭』や『トロント国際映画祭』など、既に多くの海外の映画祭で上映されています。“ロックオペラ”と評され、ヒップホップやロックが入り交じり劇中に歌が入ってくる“ミュージカル・アニメーション”になっています。

■声優初主演 エンドロールで「泣いてしまった」

普段はミュージシャンとして活動しているアヴちゃん。今回、声優として初主演し、完成した作品を見た感想について聞かれると、「すごく泣きそうになってしまって・・・。さらにエンドロールで、一番最初に自分の名前が流れたとき『こんなことがあるんだ』と泣いちゃいました。みんなが十二分にパフォーマンスした結果、こんなすごいものができたと感動しました」と話しました。

■「歌はけんかや!」森山未來との歌唱制作秘話

アフレコ時のエピソードについて聞かれたアヴちゃんは、「アニメは日本ですごく愛されているので、声優ではない人が、声を当てることに抵抗を感じる方もいる。でも、借りてきた猫みたいになっちゃうと、もったいないと思って、思いっきりのびのびとやりました」と話し、劇中歌の収録では「マイクのない室町時代の物語なので、自分の喉を潰すんじゃないかっていうくらいの勢いで歌いました。ひたすら(森山)未來氏と、けんかを売るような感じで歌っていました」と、当時を振り返りました。

また森山さんは、「僕の歌はアヴちゃんに引っ張ってもらいました」と、ディレクションしてもらっていたといい、アヴちゃんは「『歌はケンカや。目ぇつぶるな!』って言ってね」と、並々ならぬ気迫を込めて、制作に臨んでいたことを明かしました。