カルチャー直木賞に2作 垣根涼介『極楽征夷大将軍』と永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』が受賞ポスト送るシェアブックマークURLをコピー2023年7月19日 18:41垣根涼介さん第169回芥川賞・直木賞の選考会が19日行われ、直木賞の受賞作が発表されました。5つの作品がノミネートされていた大衆文学作品に贈られる直木賞。選ばれたのは、垣根涼介さんの『極楽征夷大将軍』と、永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』です。垣根さんの『極楽征夷大将軍』は、室町幕府の初代将軍・足利尊氏を描いた歴史群像劇。何度も失脚の窮地に立たされながらも、なぜ尊氏が権力の頂点に上り詰められたのかを描きます。永井紗耶子さん (C)新潮社そして永井さんの『木挽町のあだ討ち』は、江戸時代を舞台にした時代小説で、ある雪の降る夜の“あだ討ち”に隠された真相に迫る物語。第36回『山本周五郎賞』も受賞しています。関連ニュース“あだ討ち”に隠された真相に迫る時代小説 永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』【直木賞候補作】個性豊かなキャラクターが躍動する警察小説 月村了衛『香港警察東京分室』【直木賞候補作】踏切で撮影された心霊写真の真相に迫る 高野和明『踏切の幽霊』【直木賞候補作】足利尊氏はなぜ天下をとれたのか? 垣根涼介『極楽征夷大将軍』【直木賞候補作】冲方丁、初の長編ホラー小説 恐怖の日常を描いた『骨灰』【直木賞候補作】