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踏切で撮影された心霊写真の真相に迫る 高野和明『踏切の幽霊』【直木賞候補作】

2023年7月19日 6:45
踏切で撮影された心霊写真の真相に迫る 高野和明『踏切の幽霊』【直木賞候補作】
高野和明さん
第169回芥川・直木賞が19日に発表されます。その発表を前に、大衆文学作品に贈られる、直木賞の候補作1つ、高野和明さんの『踏切の幽霊』を紹介します。

『ジェノサイド』以来、高野さんにとって11年ぶりの長編となった本作。雑誌記者の松田が、列車の非常停止が相次いでいるという、都会の片隅にある踏切で撮影された心霊写真の真相に迫っていく物語です。

作者の高野さんは、2001年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。そのほか、ドラマ化もされた『6時間後に君は死ぬ』(2007年)や『ジェノサイド』(2011年)などがあります。直木賞のノミネートは『ジェノサイド』以来、2作品目です。