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“あだ討ち”に隠された真相に迫る時代小説 永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』【直木賞候補作】

2023年7月19日 6:55
“あだ討ち”に隠された真相に迫る時代小説 永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』【直木賞候補作】
永井紗耶子さん (C)新潮社
第169回芥川・直木賞が19日に発表されます。その発表を前に、大衆文学作品に贈られる直木賞の候補作の1つ、永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』を紹介します。

第36回『山本周五郎賞』を受賞した本作。江戸時代を舞台にした時代小説で、ある雪の降る夜の“あだ討ち”に隠された真相に迫る物語です。

作者の永井さんは1977年生まれ。2010年に『部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中』で第11回小学館文庫小説賞を受賞し、デビューしました。直木賞のノミネートは『女人入眼』(2022年)以来、2作品目です。