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京極夏彦『百鬼夜行』シリーズ 約17年ぶり新作にファン歓喜「生きてるうちに読めると思ってなかった」

2023年8月1日 21:40
京極夏彦『百鬼夜行』シリーズ 約17年ぶり新作にファン歓喜「生きてるうちに読めると思ってなかった」
京極夏彦さん(撮影/森 清)
作家・京極夏彦さんによる『百鬼夜行』シリーズの最新作『鵼の碑』(読み:ぬえのいしぶみ)が9月14日に発売されます。約17年ぶりの最新作発売に、ファンの間では喜びの声が広がっています。

『百鬼夜行』は、京極さんのデビュー作で1994年発表の『姑獲鳥の夏』(読み:うぶめのなつ)から始まったシリーズ。古書肆『京極堂』の店主・中禅寺秋彦が“憑物落とし”を駆使し、謎に包まれた事件を解き明かす物語です。

最新作は、『邪魅の雫』(読み:じゃみのしずく)(2006年)の巻末予告として、17年前にタイトルが発表されていました。

新作の発売にファンの間では「生きてるうちに読めると思ってなかった」「首を長くして待ってました」「有給とって買いに行きます」など喜びの声の一方で、シリーズの特徴でもある本の厚みに対し、「今回の厚みは何センチかワクワク」「問題は腕の力だろうな」などのコメントも寄せられました。

【『鵼の碑』あらすじ】
殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。妖光に翻弄される学僧。失踪者を追い求める探偵。死者の声を聞くために訪れた女。そして見え隠れする公安の影。発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、“化け物の幽霊”を祓(はら)えるか。