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2021年にデビューした作家・九段理江 建築家の主人公を描く『東京都同情塔』【芥川賞候補作】

2024年1月17日 6:45
2021年にデビューした作家・九段理江 建築家の主人公を描く『東京都同情塔』【芥川賞候補作】
九段理江さん (C)森清
第170回芥川賞・直木賞が17日に発表されます。その発表を前に、純文学の中・短編作品のなかから、最も優秀な作品に贈られる芥川龍之介賞の候補作の1つ、九段理江さん(33)の『東京都同情塔』を紹介します。

作品は、建築家の主人公が、生成AIが普及する現代で仕事と信条の違いに苦悩しながらも、パワフルに未来を追求する物語です。

九段さんは、2021年に『悪い音楽』で、第126回文學界新人賞を受賞しデビュー。第166回芥川賞では、『Schoolgirl』が候補作に選ばれていて、2度目のノミネートとなります。

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