カルチャートランスジェンダーの高校生が生き方に葛藤する姿を描く 川野芽生『Blue』【芥川賞候補作】ポスト送るシェアブックマークURLをコピー2024年1月17日 6:40第170回芥川賞・直木賞が17日に発表されます。その発表を前に、純文学の中・短編作品のなかから、最も優秀な作品に贈られる芥川龍之介賞の候補作の1つ、川野芽生(かわの・めぐみ)さん(32)の『Blue』を紹介します。作品は、トランスジェンダーである高校生の主人公が、演劇部での活動や進学する過程で、仲間とともに生き方に葛藤する姿が描かれる物語です。川野さんは、東京大学大学院博士課程に在籍しています。歌人、小説家として活動していて、今回初めてノミネートされました。関連ニュース三木三奈 ピアノ講師が厄介な出来事に巻き込まれる『アイスネルワイゼン』【芥川賞候補作】デビューから2作連続ノミネート 作家・安堂ホセ 『迷彩色の男』【芥川賞候補作】2021年にデビューした作家・九段理江 建築家の主人公を描く『東京都同情塔』【芥川賞候補作】『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』の著者・万城目学 最新作で6回目のノミネート【直木賞候補作】小砂川チト 引きこもりの主人公と言葉を学習した類人猿の交流を描く『猿の戴冠式』【芥川賞候補作】