声優・山路和弘「鳥山先生の生きとし生ける物への愛情が心を潤す」 『SAND LAND』に出演
■舞台は、水を失った砂漠の世界
『SAND LAND』は、『ドラゴンボール』連載終了後となる2000年に、『週刊少年ジャンプ』で短期集中連載された作品です。舞台は、魔物と人間が共存する、水を失った摩訶(まか)不思議な砂漠の世界。主人公・ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官・ラオとトリオを組んで、砂漠のどこかにあるという『幻の泉』を探す危険な旅に出る物語です。映画は8月18日(金)より全国で公開を予定しています。
■山路和弘「収録中、何度も胸が熱くなった」
深みのある低音ボイスで、『進撃の巨人』といったアニメ作品から、ジェイソン・ステイサムやヒュー・ジャックマンの吹き替えなども担当してきた山路さん。今回の映画では、水不足にあえぐ人々を救うため、主人公とともに“幻の泉”を探す旅に出る初老の保安官・ラオを演じます。
山路さんは、今回の出演に関して「ある人間の私利私欲に依る環境の破壊。大爆発により水が干上がり砂漠の世界となった。そして今、幻の水源を求め旅に出るラオ、ベルゼブブ、シーフ。だが、ラオには苦い過去がある。物語の所々に現れるラオの後悔の記憶は、この風景と同じ一滴の水も無い。死んだ妻の写真も焼失し、当時人気だったお陰で残った雑誌のグラビア写真を大事に持っている(ここ、私のお気に入り)。ラオの豪胆にして寛容、正義感の強いロマンチスト振りが小気味良かった。そして収録中、何度も胸が熱くなった。鳥山先生の生きとし生ける物への愛情が心を潤してくれた。皆さんも是非体感して欲しい」とコメントしました。