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市川ぼたん 弟・新之助の変化に“さみしさ”も 「どんどんひとりの世界に行っているみたいな感じ」

2024年1月5日 21:45
市川ぼたん 弟・新之助の変化に“さみしさ”も 「どんどんひとりの世界に行っているみたいな感じ」
市川團十郎さんの娘・市川ぼたんさんと息子・市川新之助さん
歌舞伎俳優・十三代目市川團十郎さん(46)の娘で、舞踊家として四代目・市川ぼたんを襲名した堀越麗禾さん(12)が、八代目・市川新之助を名乗った弟・堀越勸玄さん(10)の成長や変化について明かしました。

■姉が気づいた弟の“変化”「手をつなぐ時とか太く分厚く感じる」

日本テレビの取材班は、市川海老蔵さん(当時)と小林麻央さんの出会いから密着をはじめて15年。成長が著しく、新たな表情を見せる子どもたちと、それを父として大きく見守る團十郎さん家族を密着取材してきました。

親子共演の華やかな舞台のため、積み重ねられる厳しい稽古の様子が公開されたこの番組。ぼたんさんは弟・新之助さんの成長について感じることがあるそうで、「結構、勸玄は男の子っぽくなった。日頃の生活でもそうだし、手をつなぐ時とか太く分厚く感じるんです。指とか、男の子っぽくなった。いいことだと思うんですけど、どんどんひとりの世界に行っているみたいな感じがするので、すごくうれしいんですけどちょっとさみしい」と明かしました。

一方、新之助さんは「あんまり男の子っぽく感じることはありません。自分ではあんまり気づかないんですけど、周りの人に“男っぽくなったね”と言われる」と語りました。

そんな新之助さんは2023年、フランスのアニメーション映画『古(いにしえ)の王子と3つの花』で吹き替え声優に初挑戦しました。収録時には、フランスから監督が訪れ、新之助さんの演技を「ブラボー!」と絶賛。アフレコの前には團十郎さんからアドバイスがあったそうで「もしちょっと間違えちゃったら、監督に“もう一回やらせてください”、アドバイスとかいただいたら“ありがとうございます”、“頑張ります”と言いなさい、と言われました。楽しかったです!」と、笑顔を見せていました。

■家族の思い出の地・ハワイ旅に密着 明かされる麗禾さんの“迷い”

2023年8月、家族の思い出の地でもあるハワイを訪れた3人。團十郎さんと子どもたちにとって、コロナ禍でできなかった4年ぶりの海外旅行です。海で波乗りに挑戦するなど、遊びにも全力の麗禾さんと勸玄さん。ハワイの公園では、現地の子どもと意気投合する勸玄さんのフレンドリーな一面や、ちょっとした姉弟ゲンカなど、飾らない2人の素顔を見ることができます。

楽しそうに過ごす一方で、麗禾さんは「これをしたいっていうものがないんですよ。夢を持った方がいいっていうのはわかってるんですけど、あんまり見つからない…夢が」と、秘めてきた思いをカメラの前で初めて語りました。

舞踊家であるほか、俳優、声優、モデルなど、幅広い活動をしている麗禾さん。そんな麗禾さんについて、團十郎さんは「巣立つように話してますよ。歌舞伎のこともあるし、舞踊のこともあるし、芸能活動のこともあるし、日本だけにとどまるかというところもあるし、留学も考えなくちゃいけないだろうし、多様性の中で、僕は彼女に対して接したいから。彼女の人生を豊かにするために、僕や彼女が“さみしい、悲しい、つらい”とか、一時の感情で、未来を潰すような行動を親としてとりたくない」と胸の内を明かしました。

■成長し変わりゆく親子関係 團十郎“再婚”について胸中語る

妻・麻央さんの旅立ちから6年半。團十郎さんは子どもたちに、麻央さんの面影を感じることが増えたといいます。特に、新之助さんについては「(麻央は)絶対にぶれない芯がなかったですか? 勸玄にもある、芯が。だから(麻央に)そっくりだよね」と共通点を語りました。

ある日、團十郎さんと新之助さんは、散歩で立ち寄った神社でおみくじに挑戦。人生初のおみくじだという新之助さんは中吉。そして、大吉を引き当てた團十郎さんは、そこに書かれた恋愛や縁談の幸運ぶりに上機嫌な様子を見せました。

取材班から團十郎さんへ「結婚の可能性はある?」と聞くと「結婚はない。結婚する人はいない。とりあえず麗禾の壁ってあるのよ…。“いいよ、パパの人生だから”と言いながらも、全然良くないし。“パパの人生だからね”って口で言ってるだけという。めっちゃ麗禾の壁は厚いんじゃないですかね」と本音を明かしました。

そんな麗禾さんは「パパがしたいならいいんです。“おめでとうございます”って感じなんですけど、私と勸玄のママはママ(麻央さん)で、パパはパパなわけだから。再婚して“新しいママだよ”、“新しい家族だよ”って言われても、もちろん楽しいとは思うんですけど、そこまで仲良くできなさそう…」と複雑な様子を見せていました。

■團十郎の子どもたちへの思い「環境をパパとして作る。それが愛かなと」

年が明け、今月6日からは、家族3人で初春歌舞伎『平家女護嶋 恩愛麻絲央源平 ーSANEMORI PARTIIー』(新橋演舞場)の舞台に立ちます。副題には、妻・麻央さんの名前が使われています。

この発表会見後には、ぼたんさんが自身の変化について、「前までだと“怒られたら嫌だな”とか“注意されたらちょっと嫌だな”っていう気持ちがすごく強かったんですけど。最近は父に見てもらいたくなったというか、指摘してもらいたい、直してほしい、自分は正しいと思ってやってしまっているので、父が見ていることによって、たくさんの指摘を受けることができるので、父に見てもらいたいなって思えるようになりました」と明かしていました。

一方の團十郎さんは、自身の指導について「ある程度のところにいくまでには、ある程度の厳しさが必要。時代っていうものもあるんですけど、時代にとらわれて教え方や教育、ものの接し方を変えちゃいけない部分もあるんです。そういう部分では厳しく感じることもあると思う。ある程度のところにいくまでに。でも、ある程度のところにいったので、教える形を変えました」と話しました。

さらに、子どもたちについて期待することについて「ただひとつ。毎日笑顔でよく寝てくれということ。とにかくこの子たちが笑顔で、たくさん寝られるような環境をパパとして作る。それが愛かなと思います」と明かしました。

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(1月3日放送の日本テレビ『成田屋に、ござりまする。』を再構成)