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市川新之助 京都・南座で歌舞伎十八番の一つ『外郎売』を熱演 姉・ぼたんは團十郎と親子共演

2023年12月2日 22:35
歌舞伎俳優の市川團十郎さん(45)、長女・市川ぼたんさん(12)、長男・市川新之助さん(10)が出演する『當る辰歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎』が1日、京都・南座で初日を迎えました。

毎年行われてきた由緒ある興行であり、京都の年中行事のひとつでもある南座の『吉例顔見世興行』。今年は、十三代目市川團十郎白猿襲名披露と、八代目市川新之助初舞台を兼ねた公演でもあります。今回、團十郎さんとぼたんさんは、襲名披露狂言として『男伊達花廓』(おとこだてはなのよしわら)を披露し、新之助さんは、歌舞伎十八番の一つ『外郎売』(ういろううり)を演じます。

昼の部は、中村隼人さん(30)らが出演する、大坂の風情溢れる世話物の名作『双蝶々曲輪日記 角力場』からスタート。続いて、『外郎売』にふんした新之助さんが花道から登場すると、客席からは万雷の拍手が湧き起こりました。

続いて『男伊達花廓』では、ぼたんさんが手まりや踊りを披露。團十郎さんは次々に打ちかかる若い者を、難なく退ける華麗な立ち回りを披露し、観客を沸かせました。

吉例顔見世興行は、24日まで行われる予定です。