大村崑、西郷輝彦さんを悼む 「彼は懐いてきて…トイレでもどこでも追いかけてくるように」
西郷輝彦さんを偲んだ 俳優・大村崑さん
2022年2月に前立腺がんのため75歳で亡くなった、歌手で俳優の西郷輝彦さんを偲ぶ会が20日に行われ、俳優の大村崑さん(91)が、西郷さんとの芝居の思い出を明かしました。
大村さんは、「(私が)役者だから、現場では歌手の方との接点がないんです。それが、(西郷さんが)お芝居の方に入ってこられたから偶然会うことになって。彼は非常に礼儀正しい人で、だいたいこの(芝居の)世界は先輩が教えてくれない。でも彼は懐いてきて、『(芝居を)教えてくれ、教えてくれ』と言うんですよ。この人には、教えてあげたほうがいいなと思ったら、(西郷さんは)トイレでもどこでも追いかけてくるようになって」と西郷さんの芝居に熱心な一面を明かしました。
また西郷さんとの面白いエピソードも披露。「一番面白いのは“くしゃみ”ですね。(西郷さんは芝居で)“くしゃみ”ができない。台本では『ハクション』と書いてあるんです」と振り返りながら、その場で"くしゃみ"のお手本を披露してみせた大村さん。当時、西郷さんに言葉で説明するのは難しいと思ったそうで、「教えてあげられないと言ったら、『(大村さんのくしゃみの芝居を)売ってください』と言われた。売ったら俺が芝居で“くしゃみ”できなくなると言った」と思い出を語りました。
最後に大村さんは、「(西郷さんは芝居で)“くしゃみ”をできないまま亡くなった。最後のお別れで、彼に“くしゃみ”をして、お別れしました」と西郷さんを追悼しました。
大村さんは、「(私が)役者だから、現場では歌手の方との接点がないんです。それが、(西郷さんが)お芝居の方に入ってこられたから偶然会うことになって。彼は非常に礼儀正しい人で、だいたいこの(芝居の)世界は先輩が教えてくれない。でも彼は懐いてきて、『(芝居を)教えてくれ、教えてくれ』と言うんですよ。この人には、教えてあげたほうがいいなと思ったら、(西郷さんは)トイレでもどこでも追いかけてくるようになって」と西郷さんの芝居に熱心な一面を明かしました。
また西郷さんとの面白いエピソードも披露。「一番面白いのは“くしゃみ”ですね。(西郷さんは芝居で)“くしゃみ”ができない。台本では『ハクション』と書いてあるんです」と振り返りながら、その場で"くしゃみ"のお手本を披露してみせた大村さん。当時、西郷さんに言葉で説明するのは難しいと思ったそうで、「教えてあげられないと言ったら、『(大村さんのくしゃみの芝居を)売ってください』と言われた。売ったら俺が芝居で“くしゃみ”できなくなると言った」と思い出を語りました。
最後に大村さんは、「(西郷さんは芝居で)“くしゃみ”をできないまま亡くなった。最後のお別れで、彼に“くしゃみ”をして、お別れしました」と西郷さんを追悼しました。