「一人一人が考えをもって」 俳優・睡蓮みどりさんらが性加害問題の現状について会見
映像業界における性暴力の現状を訴える睡蓮みどりさん
「映像業界における性加害・性暴力をなくす会」のメンバーで、俳優・文筆家の睡蓮みどりさんらが7日会見を行い、映像業界の性加害問題の現状について語りました。
睡蓮さんは昨年、映画監督からの性被害を告発。その後、映像業界関係者12人により発足した「映像業界における性加害・性暴力をなくす会」で、性被害の防止を訴えてきました。
会見では、映像業界の性暴力について「権力者が力を持っていない者に対して行われる性暴力が多発している」と訴えました。
また、旧ジャニーズ事務所など、“性加害”について社会全体の関心が高まったとしつつも、「どれだけ声を上げても映画業界の問題、個人の問題だと矮小化(わいしょうか)されてきた」と話し、その結果「現状、被害当事者は救済されることなく、置き去りにされたまま」と被害者救済などでまだまだ課題がある現状についても語りました。
さらに、”性加害”という言葉が今年の『新語・流行語大賞』にノミネートされたことについて「これは一種のブームとして取り扱って良いようなことではない」と事の重大さを語りましたが、「報道されて広がらないと、社会に問題として認識されないという事実もある」と複雑な心境をあかしました。
今後は、過去を検証する第三者機関の設置や被害者救済など、国に積極的な関与を求めるとともに「どうか人ごとだと思わずに社会全体の問題として受け止めていただきたい。社会の問題として、特別な人が何か言っているという状況ではなくて、(私たち)一人一人がそれぞれの考えを持って、そしてそれぞれの考えを言葉にしていくという、そういう連鎖が必要」と訴えました。
睡蓮さんは昨年、映画監督からの性被害を告発。その後、映像業界関係者12人により発足した「映像業界における性加害・性暴力をなくす会」で、性被害の防止を訴えてきました。
会見では、映像業界の性暴力について「権力者が力を持っていない者に対して行われる性暴力が多発している」と訴えました。
また、旧ジャニーズ事務所など、“性加害”について社会全体の関心が高まったとしつつも、「どれだけ声を上げても映画業界の問題、個人の問題だと矮小化(わいしょうか)されてきた」と話し、その結果「現状、被害当事者は救済されることなく、置き去りにされたまま」と被害者救済などでまだまだ課題がある現状についても語りました。
さらに、”性加害”という言葉が今年の『新語・流行語大賞』にノミネートされたことについて「これは一種のブームとして取り扱って良いようなことではない」と事の重大さを語りましたが、「報道されて広がらないと、社会に問題として認識されないという事実もある」と複雑な心境をあかしました。
今後は、過去を検証する第三者機関の設置や被害者救済など、国に積極的な関与を求めるとともに「どうか人ごとだと思わずに社会全体の問題として受け止めていただきたい。社会の問題として、特別な人が何か言っているという状況ではなくて、(私たち)一人一人がそれぞれの考えを持って、そしてそれぞれの考えを言葉にしていくという、そういう連鎖が必要」と訴えました。