【日本人初の快挙】川村元気「息が止まりそうに」 サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀監督賞に輝く
最優秀監督賞に輝いた川村監督 (C)2022「百花」製作委員会
第70回サン・セバスティアン国際映画祭がスペインで行われ、川村元気監督が自身初の長編作品『百花』で、最優秀監督賞に輝きました。この賞を日本人が獲得したのは初めてということです。
『告白』や『悪人』、『君の名は。』など、日本の映画史に残る名作をプロデュースしてきた川村さん。『百花』は自身が執筆した小説を映画化したもので、認知症の母親と向き合う息子が、幼少期に起きた母親との大きなわだかまりを抱えながらも支える姿が描かれています。
■川村元気 受賞の知らせに「息が止まりそうになりました」
サン・セバスティアン国際映画祭の最優秀監督賞は、これまでにアルフレッド・ヒッチコックさんやダニー・ボイルさん、ポン・ジュノさんといった、名だたる監督たちが受賞してきた賞です。
受賞の知らせに川村監督は驚きを隠せなかったようで「初監督作品ですし、良いニュースもないだろうとサン・セバスティアンを離れ、ビルバオに行って、グッゲンハイム美術館を見て、呑気に生ハムを食べていたら電話がかかってきて、息が止まりそうになりました」と明かしました。