俳優・山西惇「コロナ禍の後、役者を辞めようかと」 演劇大賞受賞で妻と4人の子どもに感謝
山西惇、『第31回読売演劇大賞』で最優秀男優賞に輝く
俳優・山西惇さん(61)が27日、『第31回読売演劇大賞』の贈賞式に登場。コロナ禍を経ての苦悩と、家族の支えを明かしました。
1992年に演劇文化の振興のため創設され、優れた舞台や演劇人に贈られる『読売演劇大賞』。悪役からコミカルな役まで自在に演じ、人気ドラマシリーズなどでも知られている山西さんは、舞台『エンジェルス・イン・アメリカ』と『闇に咲く花』での演技が認められ最優秀男優賞に輝きました。
プレゼンターの俳優・段田安則さん(67)からトロフィーを受け取った山西さんは、「最優秀男優賞の知らせを受けた時に、車で劇場に向かっている時だったのですが、自分でもどうかと思うくらいに泣きました」と、うれしさをにじませました。
1992年に演劇文化の振興のため創設され、優れた舞台や演劇人に贈られる『読売演劇大賞』。悪役からコミカルな役まで自在に演じ、人気ドラマシリーズなどでも知られている山西さんは、舞台『エンジェルス・イン・アメリカ』と『闇に咲く花』での演技が認められ最優秀男優賞に輝きました。
プレゼンターの俳優・段田安則さん(67)からトロフィーを受け取った山西さんは、「最優秀男優賞の知らせを受けた時に、車で劇場に向かっている時だったのですが、自分でもどうかと思うくらいに泣きました」と、うれしさをにじませました。
■俳優・山西惇「舞台と出合い、僕の人生は狂った」
山西さんは「18歳で劇団そとばこまちと出合い、20歳で生瀬勝久さんと出会い…」と俳優人生を振り返り、「様々な素晴らしい舞台に出合い、僕の人生は狂いました(笑)。狂ったからこそ、ここに立てているので感謝しかない」とユーモアを交えながらスピーチしました。
そして、「コロナ禍の後、役者を辞めようかなと落ち込みがちになっていた僕のことを、常に前向きに笑顔で支えてくれた妻と4人の子どもたち、僕と出会ってくれてありがとう。最後になりますが、この世にはいない両親に、僕をこの姿・この声で産んでくれて、この(舞台の)世界と出合わせてくれてありがとう」と、家族へ感謝を伝えました。
また、最優秀女優賞は『我ら宇宙の塵』と『無駄な抵抗』に出演した池谷のぶえさん(52)が受賞。数々の舞台で存在感を発揮してきた池谷さんは、「今回受賞させていただいたことによって、本当にたくさんの方が見守ってくださっていたんだなと感じることができました。そして、私に似たような演劇の道に進んでいる俳優さん、共感していただける俳優さんの希望、少しでも励みになれば」と、受賞を喜びました。