『THE FIRST SLAM DUNK』主要キャラクター演じた5人に聞いた “スラダン”との出会い
■ロングランヒットの記録更新を熱望
――映画公開から5人そろって初のイベントでしたが、いかがでしたか?
仲村:(イベントできて)うれしかったですね。
笠間:(ステージに)出るとき、三宅さんが一番前にいて、オープニング映像で「行くぞ!」っていう声が聞こえたときに、三宅さんのデカイ背中が見えて「これこれ!」ってなった。
三宅:なんかぐっとくるよね。
――公開から150日が経過しましたね。
仲村:そうですね。あと3年半! (エンディング主題歌を担当した)10-FEETのTAKUMAさんが「4年公開してロングランの記録を塗り替よう」とおっしゃっていたんで、本当にそうなるとうれしいなと思うんですよね。
■それぞれの『SLAM DUNK』との出会い
――『SLAM DUNK』との出会いを教えてください。
木村:僕が生まれた年が、連載がスタートした年ということで、世代かと言われるとちょっと後の世代ではあるんですけど、例えば児童館に行けば漫画が置いてありましたし、やっぱり自分が物心ついた時にはもうまわりにあった作品ですから、大人になるにつれて、その後、伝説級の面白さっていうのには触れてきた印象があります。
三宅:僕はまさに中学生だったんで、『SLAM DUNK』が連載された時は。だから当時は僕のまわりとか、『SLAM DUNK』に影響されてバスケットボールを始めるっていう人がいて。中には「俺は(桜木)花道になるんだ」って言って。僕、柔道部だったんですけど、柔道部からバスケ部に転部した友達とかもいて、まさにブームでした。すごいエネルギーを感じましたよ。
笠間:『週刊少年ジャンプ』を買い始めたころに、連載を『SLAM DUNK』がされていまして、最初に見た感想は、試合中の汗の描写がすごいって思って見たんです。そこからまず入って「面白いバスケ漫画だぞ、これ」って思って見始めて、三井に憧れてシューティングガードとしてバスケを始めるみたいな。それしかなかったですね。三井になりたいって思ってシューティングガードをやっていました。
神尾:小学校の時に『週刊少年ジャンプ』で出会いました。ただ、家が漫画買っちゃダメだったので、それこそ理髪店とかに行っては髪切り終わった後に、溜まっている『ジャンプ』を読むとか。そういうことで触れて、そのころから中学校進学の時になると、バスケ部に入る人がめちゃめちゃ増えたイメージはありましたね。
仲村:中、高校生ぐらいの時に、お兄ちゃんがまさにスラムダンクのド世代なので、お兄ちゃんの漫画を借りて読んだっていうのが始まりですね。すごいやっぱ熱くなれる作品なので何度も読み返しましたし、「自分がここから頑張ろう」っていう時に何回も読み返す作品ですね。