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新人・吉田あかり涙の初日「うれし泣き」

2021年5月22日 18:42
新人・吉田あかり涙の初日「うれし泣き」

映画『ペテロの帰り道』の初日舞台あいさつがこのほど、東京・アップリンク吉祥寺で行われ、主演の吉田あかりさん、オカモトナオキ監督が出席しました。

父親を早くに亡くした女子高校生の水華(吉田さん)が主人公。自分の将来について悩む水華の心情が、自らを“神様”と名乗るおじさんとの出会いや、年上の友人と交流する中で徐々に変化していく様子が描かれます。

映画初出演にして初主演の吉田さんは、マスク姿で登壇。満杯の観客を前に、透明のフィルム越しに「本日は本当にありがとうございました。私、あっ…ダメですね」と語って目に涙を浮かべ、「(登壇前に)泣かないって言っていたんですけど、今はうれし泣きの涙です…。(公開されるか)不安だったので、とにかくホッとしました」と初日を迎えた喜びを明かしました。

撮影は昨年11月に行われました。吉田さんは「毎日が夢みたいで、憧れていた生活がいきなり自分の身に起きて、これは夢なのか現実なのか分からない、フワフワした気持ちになっていました」と振り返りました。

オカモト監督は、昨年9月の面談で吉田さんの抜てきを決めたということです。監督は「話している間に僕の中で“この子なんじゃないかな”って思えてきて、本当は“後日お伝えします”と持ち帰る予定だったんですけど、勝手に口から出ちゃったというか、“主演おめでとうございます”みたいなことを言ったんです。そうしたら秒で泣きはじめたんですよね(笑)」と回想。
吉田さんは、その時の心境を「混乱でしたね。“いま何が起きたの?”みたいな不思議な気持ちになりました」と明かしました。

吉田さんは、岡田結実さんと同じ事務所に所属する17歳。6月公開予定の映画『ショコラの魔法』にも出演するなど、今後の活躍が期待されています。