さだまさし&吉田政美 伝説のフォーク・デュオ“グレープ” 解散の地で46年半ぶりに復活
■さだまさし「今、アルバム作ってます」
代表曲『精霊流し』でステージに登場した、さださんと吉田さんの2人は、「こんにちは、グレープです!! グレープですって挨拶して、『精霊流し』をやっちゃったら、後はアンコールじゃないの?」とおどけつつ、さださんは「46年ぶりの共立講堂、きれいになりましたね。吉田は昔っから忘れっぽいから覚えてないと思うけど…」と、吉田さんをいじりました。すると吉田さんは「半世紀も前のことよく覚えてるね。おまえ(さださん)が男でよかったよ~」と、長い付き合いならではの息ピッタリのトークで会場を沸かしました。
コンサートでは、楽曲『紫陽花の詩』や、デビュー曲『雪の朝』など4曲を披露。さらに、さださんは新曲の制作について「今回一夜限りのコンサートをやろう、ってなった時に吉田が“同窓会はつまらないから、新しいことをやろう"と、まだ数曲しかできてないけど今、アルバム作ってます。21歳の時に出したグレープの1stアルバムが『わすれもの』というタイトルだったから、今回は『ものわすれ』ってタイトル、閃(ひらめ)いちゃったんだよね~」と話すと場内は笑いの渦に包まれました。
そして、最後のMCで、さださんは「ギター弾きっぱなしで、吉田も自分も指がヘロヘロ、昨日から首も回らない。借金以来です」と笑いを誘いつつ、続けて「またアルバム完成記念とかって言って(コンサート)やるからさ!」と、ファンへ向けて再会を約束しました。