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さだまさし&吉田政美 伝説のフォーク・デュオ“グレープ” 解散の地で46年半ぶりに復活

2022年11月4日 21:05
さだまさし&吉田政美 伝説のフォーク・デュオ“グレープ” 解散の地で46年半ぶりに復活
46年半ぶりに復活した“グレープ”の吉田政美さん、さだまさしさん(写真撮影:田中聖太郎)
1976年に解散した、さだまさしさんと吉田政美さんからなる伝説のフォーク・デュオ“グレープ”が3日、一夜限りの復活コンサートを開催しました。

“グレープ”は、高校生の時に知り合った、さださんと吉田さんの2人が1972年に結成し、翌年にメジャーデビュー。楽曲『精霊流し』をはじめとするヒット曲を世に数多く発表するも、1976年に解散しました。

今回、“グレープ”名義で単独コンサートを開催したのは約46年半ぶり。復活コンサートは、のちに伝説と呼ばれた『グレープ・ラストコンサート』の会場、東京・神田共立講堂で行われました。

代表曲『精霊流し』でステージに登場した、さださんと吉田さんの2人は、「こんにちは、グレープです!! グレープですって挨拶して、『精霊流し』をやっちゃったら、後はアンコールじゃないの?」とおどけつつ、さださんは「46年ぶりの共立講堂、きれいになりましたね。吉田は昔っから忘れっぽいから覚えてないと思うけど…」と、吉田さんをいじりました。すると吉田さんは「半世紀も前のことよく覚えてるね。おまえ(さださん)が男でよかったよ~」と、長い付き合いならではの息ピッタリのトークで会場を沸かしました。

コンサートでは、楽曲『紫陽花の詩』や、デビュー曲『雪の朝』など4曲を披露。さらに、さださんは新曲の制作について「今回一夜限りのコンサートをやろう、ってなった時に吉田が“同窓会はつまらないから、新しいことをやろう"と、まだ数曲しかできてないけど今、アルバム作ってます。21歳の時に出したグレープの1stアルバムが『わすれもの』というタイトルだったから、今回は『ものわすれ』ってタイトル、閃(ひらめ)いちゃったんだよね~」と話すと場内は笑いの渦に包まれました。

そして、最後のMCで、さださんは「ギター弾きっぱなしで、吉田も自分も指がヘロヘロ、昨日から首も回らない。借金以来です」と笑いを誘いつつ、続けて「またアルバム完成記念とかって言って(コンサート)やるからさ!」と、ファンへ向けて再会を約束しました。