MEGUMI 息子から見た自分は「お母さんって感じじゃない」 仕事と子育てを楽しむコツ
2023年にMEGUMIさんが出版した、発行部数50万部超えの著書『キレイはこれでつくれます』（出版社発表）。それに続き、今回、美容と心のケアをテーマにした著書『心に効く美容』を発売しました。
MEGUMIさんは、俳優、タレントとして活躍するほか、石川・金沢市にあるカフェを経営。さらに、ドラマや映画などの映像を手掛けるプロデューサーとしての一面も。そんな忙しく活動するMEGUMIさんの美容法や、前向きに過ごすための考え方が、今回の著書ではつづられています。
■著書の中で明かしている“人生のテーマ”
――本の中ではメイクで気持ちを変化させる話が書かれていました。どのようにメイクを変えていますか？
やっぱりずっと調子がいいわけじゃないし、ほうれい線も出る日があれば出ない日もある。寝不足だったり、つらいことがあったりとかすると食いしばって寝てしまって血色が悪くなったりとか…。でもそこに一喜一憂しないで、顔の状態悪い時はチークで“大丈夫な気がするわ”って、ちょっと緊張する時はアイラインをしっかり入れて“頑張るぞ”って思うとか、自分の背中を押してくれるようなものがメイクにはあるんじゃないかなと思いますね。
――今作の中で、人生のテーマが「女性が幸せに生きる」と明かしていますが、その思いは？
男の人も大変ですけど、女も大変。ホルモンバランスが崩れたり、世の中からの目線が、いきなり母ちゃんになったり、おばさんになったり…。フェーズがコロコロ変わるからついていけない。自分が女性だから、そういう女性の気持ちはすっごい分かるから、女性の気持ちに同調して励ます。この一本の軸を作っていけば、仕事のモチベーションも上がるし、喜んでいただけるために頑張るっていうのは自分にとっても喜びにもなります。
■仕事と子育てのコツ
私生活では15歳の息子の母でもあるMEGUMIさん。仕事と子育てを両立するために意識していることがあるといいます。
――仕事と子育てを両立させるために、必要なことは何だと思いますか？
よく“切り替えってどうしてるんですか？”って聞いていただくことが多いんですけど、“切り替えよう”って思うこと自体がすごいストレスなんですよね。ギアをうんと変えるためには、ものすごいエネルギーがいるから、お母さんも女優も経営者も、もうこのままで全部やろうって。切り替えとか両立とかって決めちゃうと、絶対力が入っちゃう。目の前にあることにフォーカスして淡々とやることで、力抜けて楽しめます。
――私たちから見たMEGUMIさんと、息子さんから見たMEGUMIさん。印象は変わらないのでしょうか？
このままだと思いますよ。本当にお母さんって感じじゃないというか。最初は“お母さんっぽくしよう”とか思っていましたけど、もう息子は15歳なんで、向こうが立派なことを言ってる時もあるから、“教えてください”みたいな感じで教えてもらったりとか（笑）。ニュートラルでいることが一番楽ですし、自分のパフォーマンスが一番上がります。
■日々頑張る女性たちに贈りたい言葉
――最後に、日々頑張る女性たちにむけて、一番伝えたいことを教えてください。
“弱いまま強くなる”っていうのを私はオススメするというか。“自分の弱さを背負って強く生きましょう”っていうのが、今、自分の中ですごいしっくりきている大人の女性に贈りたい言葉です。
