『ズッコケ三人組』那須正幹さん死去79歳
『ズッコケ三人組』シリーズなどを手がけた児童文学作家の那須正幹さんが22日、肺気腫のため亡くなっていたことが分かりました。79歳でした。
那須さんは1978年に出版した『それいけズッコケ三人組』(ポプラ社)を始めとする『ズッコケ三人組』シリーズで、50巻を数える大ヒット作を手がけました。
また、3歳で被ばくした体験が原点となった『折り鶴の子どもたち〜原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち〜』(1984年)など、平和を希求する児童書、絵本を出版。作品は多岐にわたり、本年まで新作を出し続けていました。
2007年からは5年間、日本児童文学者協会の会長を務めていました。
葬儀は、親族を中心とした密葬で執り行われるということです。
画像:『それいけズッコケ三人組』(ポプラ社) 作/那須正幹 絵/前川かずお