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川井梨紗子の“愛弟子”花井瑛絵が優勝

2021年5月28日 22:00
川井梨紗子の“愛弟子”花井瑛絵が優勝

レスリングの全日本選抜選手権大会で28日、女子59キロ級の試合が行われ、至学館大学の21歳・花井瑛絵選手が優勝しました。

花井選手は女子57キロ級の東京五輪代表・川井梨紗子選手の練習パートナー。ともに練習で汗を流しながら、時には指導を受けることもあります。

まさに、川井選手にとって“愛弟子”である花井選手、決勝戦は日本体育大学の田南部夢叶選手との対戦。セコンドには川井梨紗子選手がつきます。試合はお互いに攻めきれず、消極的な選手に与えられるペナルティーポイントのみの加点で、花井選手が2対1で勝利しました。

花井選手が優勝を決めると2人抱きあう姿も。「(梨紗子さんには)『自分のレスリングをしろというか、勝っても負けても試合は6分間なので、そこに集中して、最後に勝って終われるよう集中しよう』と言われました。ずっと長い間、パートナーを組んでいて、(一緒に)練習していただいたおかげで自分もここまで来た」

花井選手は去年12月の全日本選手権と、今回の全日本選抜で優勝したため、10月にノルウェーで行われる世界選手権に出場する権利を得ました。

自身初となる世界選手権について花井選手は、「世界選手権に行くのが目標だった。スタートラインに立てて嬉しい」と笑顔を見せましたが、「(決勝で)ポイントを取ることが出来なくて課題が残りました。目標としていた試合にはほど遠い。(出来は)50点くらいです。自分のための練習をすることで、梨紗子さんのためにもなればいいな」と意気込みを語りました。

五輪で連覇を目指す“師匠”川井選手へ恩返しとなった花井選手、今回の優勝が「梨紗子さんの力になったら嬉しい」と話しました。

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