映画『マイ・ダディ』（９月２３日から公開、金井純一監督）のジャパンプレミアイベントがこのほど、都内で開催され、キャストのムロツヨシさん、奈緒さん、中田乃愛さんらが出席しました。
　
ムロさんの初主演映画。白血病と診断された中学生の娘・ひかり（中田さん）のために奔走する、お人好しで誠実な父親・御堂一男を演じました。
　
ムロさんは撮影を通じて、“娘”の中田さんにすっかりぞっこんの様子。中田さんが「公開直前イベントということで、精いっぱい（作品の）魅力を伝えられるように頑張るので、よろしくお願いします」とあいさつすると、ムロさんは「見ました？皆さん、ちゃんとあいさつができました。ウチの“娘”です」とほめるなど、デレデレでした。
　
１回目の緊急事態宣言と重なった影響で、撮影開始時期がずれ込むなどしましたが、ムロさんと中田さんはその間にメールでやりとりをするなど親交を深めたということです。ムロさんは「メールだけでも親子の気持ちにさせていただいて、撮影にのぞめたのは大きかったかなぁと思います」と振り返りました。
　
一男が小さな教会で牧師をしているという設定にちなんで、出演者がムロさんに悩み事を相談するコーナーも。中田さんが「お話をするのが苦手で、ムロさんみたいに思ったことをすぐ話せるようになりたい」と打ち明けると、ムロさんは「一つ言えることは、絶対にならなくていい。君はそのままでいい。トークなんて、できなくていいんだよ、君はステキな女優さんなんだから」と断言。自身を例に挙げて、「こんな、こなれてウソばっかりついているような人間にならないで。だいたい言っていることはウソなんだから」と自虐的に語って笑わせました。