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花田優一、新作短編映画で俳優デビュー

2021年10月24日 19:48
花田優一、新作短編映画で俳優デビュー

靴職人でタレントの花田優一さんが24日、都内で行われた短編映画『残照のかなたに』(ジャッキー・ウー監督、公開日は未定)の製作発表に出席しました。

余命いくばくもない老作家(林与一さん)が信州上田に戻り、余生を過ごす心温まる物語。老作家の担当医を演じる花田さんは演技初挑戦で、「普段は靴を作ったり、絵を描いたりと1人でやることが多いので、非常に刺激的で、またこれも自分の活力になると思います」と語りました。

映画を手がけるジャッキー・ウー監督は以前、花田さんの母親・河野景子さんとの交際が報じられました。花田さんのキャスティングは、プロデューサーである新田博邦さんが提案したそうですが、花田さんは当初、オファーに対して「カモにされたのかな?」と疑心暗鬼になったそうです。しかし、作品の内容を聞いて「俳優業にも興味がありましたので、映画の内容が深いものなんだというところで、お受けさせていただいた」と出演を決断。今後も俳優業を続けるかどうかについては「表現の軸は靴にありますので、その軸をぶらさなければ枝葉が分かれていくのはいいかなと思ってはいます」と答えました。

ジャッキー監督は、花田さんの起用にいったん「NO」の返事をしたそうで、「仕事となってしまうと難しい部分があるんじゃないかなと思ってお断りさせていただいたんですけど、“その上を行きたいんだ”というプロデューサーの言葉で、キャスティングをさせていただきました」と告白。そのうえで「(起用)した以上は皆さまに“やって良かったな”と思われるものを作らなきゃ勝ちじゃないなという気持ちで今回、挑もうと思っています」と自信をうかがわせました。

花田さんをキャスティングすることは河野さんに報告済み。ジャッキー監督は、河野さんの様子を聞かれると、「心配の方が先なんじゃないですかね?“皆さんに迷惑がかかるんじゃないのか”とか。(俳優デビューに)賛成かどうかは分からないんです。でも応援してくれていると思いますよ。(映画制作の)スケジュール表を見ていたりとかするので」と明かしました。