真木よう子 漫画好きとしては実写化反対も譲れぬ思いで挑戦 「他の誰にもやらせたくない」
映画は、漫画家・豊田徹也さん原作の長編漫画『アンダーカレント』を実写化した作品で、家業の銭湯を継いだ真木さん演じる関口かなえが、夫の失踪後に住み込みで働くことになった井浦新さん演じる謎の男・堀隆之と共同生活を行う中で明らかになる、それぞれが心の奥底に閉じ込めた気持ちを描くヒューマンドラマです。江口さんは、かなえの大学の同級生・菅野よう子役を演じます。
■オファーに葛藤も「ぜひチャレンジさせてください」
真木さんは、今回の出演オファーを振り返り「まさか自分にオファーがきてビックリしたんですけど、(原作)漫画大好きだったんで。たぶん漫画好きな方にはわかってもらえると思うんですけど、好きな漫画の実写化って絶対にしてほしくないんですよね」と漫画好きとしての実写映画化への意見を明かしました。
続けて、真木さんは「なので、私はオファーをもらったときに、“うーん、真木よう子じゃよくなかったな”って言われたくないという思いとともに、“他の誰にもやらせたくない”という思いもあり、ぜひチャレンジさせてくださいという思いで頑張りました」と出演の経緯を明かしました。
また、今回のオファーを受けて改めて原作漫画を読み返したという真木さんは「(印象が)全然違いましたね、初めて読んだときと。演じるかなえちゃんの心の奥深く、コアの部分まで落ちていかないといけない作業だったので、シーンごとに忘れてはいけなかったですし。楽な撮影ではなかったんですけど、すごくやりがいのある役で。見てもらえるのが楽しみでもあり、ちょっと怖いです」と撮影の苦労を振り返りました。