"文化部のインターハイ" 2026年開催の総文祭 成功を祈念し高校生が成果を披露
2年後に県内で開催される高校の文化部の一大イベント、全国高校総合文化祭「総文祭」への関心を高めようと取り組んできた生徒たちが、県庁で活動の成果を披露しました。開催される際には、高校生としての参加が叶わない生徒もいますが、イベントの成功や後輩たちの活躍、自身が取り組んできたことに関心が高まることへの期待の声が聞かれました。
来月から岐阜県で始まる総文祭に参加する1人、湯沢高校2年の佐藤蒼さん。ステージ上で披露したのは短歌や漢詩などを歌い上げる伝統芸能「詩吟」。
「このぉ~かんしょうは~」
小学1年生から習い続けてきました。
湯沢高校2年・佐藤蒼さん
「漢詩とか和歌とか俳句とか様々な種類があるんですけど、理解するのは簡単だけど、それを理解したうえで表現に持っていくというのがすごく難しくて、でもそれができたときの達成感とか、達成感がすごくうれしくて、やりがいにつながってる感じです」
一人の声がつくり出す豊かな音色が詩吟の魅力なら、こちらは、多くの音色で奏でる優しいメロディーが魅力です。
「テテテテーテテン~」
県内では聖霊高校だけにある、ハンドベル部は、総文祭を通じ、秋田の部活や音楽の魅力を伝えたいと考えています。
聖霊高校3年・鈴木映さん
「秋田はいろんな部活があると思うし、音楽の部活がたくさんあるのが魅力だと思うので、音楽の面で強いっていうことをいろんな人に知ってもらいたいと思うし、様々な部活があるので、それぞれの音楽をみんなに体験してもらいたいなって、とても思います」
文化・芸術分野での活動に励む全国の生徒たちが日頃の練習の成果を競ったり、研究の成果を発表したりする、総文祭「全国高校総合文化祭」が、2年後の2026年、45年ぶりに秋田で開催されます。
生徒も運営に関わる総文祭には、全国の高校生、約2万人が集まることが見込まれていて、開催に向けた準備状況を確認し合いました。
2年後の開催となれば、今の2年生や3年生は、卒業後となりますが、後輩の活躍や、自身が取り組んできた活動への関心の高まりに、大きな期待を寄せています。
詩吟に励む湯沢高校2年・佐藤蒼さん
「初めて触れた人とか、全然興味がなかった人とかが見て、何かこう、その人の心に響いてくれて、知らなかったけど少しやってみようとか思ってくれるようになったらうれしいです」
ハンドベル部・聖霊高校3年鈴木映さん
「人に伝えるのが音楽だと思うし、楽しんでもらったり、いろんな感情を音楽で伝えてほしいと思うので、今は(1年生は)入ったばっかりなので、これからみんなで団結力とか深めていって、そういう面を演奏に生かしていってほしいなと思います」
“文化部のインターハイ”とも呼ばれる総文祭は、秋田で2年後の2026年、7月26日から8月1日まで開かれます