福澤朗 車窓の風景をつまみにお酒を堪能 “呑み鉄” 旅で埼玉・秩父へ 人生初のSL乗車に「心震わせる」
フリーアナウンサーの福澤朗さん(58)が、17日放送の『バカリズムの大人のたしなみズム』(BS日テレ)に出演。鉄道と日本酒をこよなく愛する福澤さんが、車窓の風景をつまみにお酒を楽しむ “呑み鉄” 旅で、埼玉県秩父市へ。最先端の列車『特急ラビュー』や、人生初の蒸気機関車に乗り、呑み鉄旅の魅力を紹介しました。
旅は、早朝6時50分からスタート。列車に乗り込む前から、福澤さんの鉄道トークがあふれ出します。「これから乗る特急は、現代車両の最先端! 最先端からの蒸気機関車っていうある種、鉄道の “今昔物語” をお届けできるのが、いまから楽しみでございます。特急ラビューにズームイン!」と流れるようなコメントに、バカリズムさんは「見やすいなぁ、さすがだな(笑)」と絶賛。
『特急ラビュー』は、世界的建築家・妹島(せじま)和世さん監修のもと開発され、2019年にデビュー。近未来的な丸いフォルムと、大きな窓ガラス(縦1m35cm×横約1m58cm)が特徴。そのデザイン性の高さから、これまで『グッドデザイン金賞』など様々な賞を受賞しています。
■列車の窓ガラスは “額縁” 「一枚の絵として楽しみながらお酒をいただく」
その魅力について福澤さんは「(列車の窓ガラスは)絵でいう額縁にあたるわけですね。その額縁から眺める風景を “一枚の絵” として楽しみながらお酒をいただくということなんです」と熱弁。
『特急ラビュー』に乗り、西武鉄道 池袋駅から西武秩父駅まで約80分の旅に出発。列車が走り出すと、さっそく持参したスパークリング純米酒で一杯。車窓の風景をつまみにお酒を飲む、これが呑み鉄旅のだいご味だそう。
西武秩父駅に到着すると、改札を出てすぐそばにある『西武秩父駅前温泉 祭の湯』へ。温泉やフードコートなどが楽しめるこちらの施設で、福澤さんは秩父の地酒3種類を飲み比べ。これだけでは飽き足らず、次に向かったのは駅から徒歩15分の所にある『武甲酒造』。
『武甲酒造』は、江戸時代中期の宝暦3年(1753年)に創業。現在の蔵元は十三代目にあたり、風情ある日本家屋の店舗が、国の登録有形文化財に指定されています。
酒造の見学者に無料で提供している試飲コーナーで、福澤さんは全種類の日本酒を試飲し、大満足の様子。(※感染対策のため放送時点では試飲を中止しています)
■念願のSLに乗車…「がんばって前へ進んでる感じが心震わせる」
そして、いよいよ念願の蒸気機関車に乗るため、秩父鉄道 秩父駅へ。
今回乗車する蒸気機関車は、1944年に製造され1972年に現役を引退。その後、1988年のさいたま博覧会に合わせて『SLパレオエクスプレス』として復活しました。
初めてSLに乗った福澤さんは「戦前戦後にかけて、日本の経済をまさにけん引してきた機関車、感慨深いなぁ~」とコメント。
「蒸気機関車って、50~60トンぐらいあるんですよ。それがゆっくりスピードを上げてくるんで、加速もすごい緩やか。その代わり、止まるときもすごいゆっくりなんですよ。がんばって、がんばって前へ進んでるって感じが、心震わせるんだよな~」と、感激した様子。
■呑み鉄旅は「究極の幸せ」
車内では、秩父の地ビールと深谷ねぎなど地元の名産が詰まった駅弁を堪能。
最後に、呑み鉄旅の魅力をたずねると「朝日を見ながら酒を飲み、夕日を見ながら酒を飲む、これが酒飲みの人生にとっての究極の幸せですね」と語りました。
バカリズムさんも「SLはちょっとテンション上がりますね。いま、なかなか見ることできないですし。福澤さん楽しそうでしたね(笑)」と大満足の様子でした。
画像:(C)BS日テレ