法政大学准教授、グレゴリー・ケズナジャット『開墾地』 言語と文化のはざまに生きる人間の姿を描く【芥川賞候補作】
候補作の『開墾地』は、日本で留学生活を送る主人公が、久しぶりに故郷のアメリカに帰り数日間の休暇を過ごす、その間の父親との交流を描いた物語です。作者のルーツにも通じるテーマで、言語と文化のはざまに生きる人間の姿がうつし出されています。
グレゴリー・ケズナジャットさんは、1984年アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル市生まれ。2007年、クレムソン大学を卒業後、外国語指導助手として来日。現在は法政大学グローバル教養学部で准教授として勤めています。2021年に『鴨川ランナー』で第2回京都文学賞を獲得し、デビュー。日本語での小説執筆を続けています。