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法政大学准教授、グレゴリー・ケズナジャット『開墾地』 言語と文化のはざまに生きる人間の姿を描く【芥川賞候補作】

2023年1月18日 6:20
法政大学准教授、グレゴリー・ケズナジャット『開墾地』 言語と文化のはざまに生きる人間の姿を描く【芥川賞候補作】
グレゴリー・ケズナジャットさん
第168回芥川・直木賞が19日に発表されます。その発表を前に、純文学の中・短編作品に贈られる芥川賞の候補作の1つ、グレゴリー・ケズナジャットさん(39)の『開墾地』を紹介します。

候補作の『開墾地』は、日本で留学生活を送る主人公が、久しぶりに故郷のアメリカに帰り数日間の休暇を過ごす、その間の父親との交流を描いた物語です。作者のルーツにも通じるテーマで、言語と文化のはざまに生きる人間の姿がうつし出されています。

グレゴリー・ケズナジャットさんは、1984年アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル市生まれ。2007年、クレムソン大学を卒業後、外国語指導助手として来日。現在は法政大学グローバル教養学部で准教授として勤めています。2021年に『鴨川ランナー』で第2回京都文学賞を獲得し、デビュー。日本語での小説執筆を続けています。