映画は、恋人を亡くし過食により体重272キロとなったブレンダンさん演じるチャーリーが、自らの余命がわずかなことを悟り、長らく押し込め続けたトラウマと向き合うこと決意し、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする“最期の5日間”が描かれた作品です。

映画『ハムナプトラ』シリーズなどで知られるブレンダンさんは、この作品で米アカデミー賞・主演男優賞を初めて受賞しました。

ブレンダンさんの来日は約15年ぶりだといい「桜が散ってしまって悲しい思いではありましたが、少し見ることができてうれしかった。とても美しかったです。今回は京都や大阪に行きたいと思っています」と語り「おいしいラーメン屋などだれかご存知であれば教えてほしいな。あと、カメラ屋さんに行ってカメラを買いましたよ」と、日本での過ごし方を明かしました。

作品は、新型コロナが流行するさなかに制作が行われたといい「再び人と集まり、楽しめるという事は本当に素晴らしい。これは忘れてはいけない事だと思いました。皆がそれぞれ慎重に、お互いの事を思いやりながら作りました。それがこの作品を特別なものにしていて、その思いがスクリーン越しに溢れています。2020年から22年に作られた他の作品にも、きっとそういうものがあると思います」と語りました。

映画は、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開中です。（配給：キノフィルムズ）