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米・アカデミー賞 『エブエブ』が7冠 ミシェル・ヨーはアジア系史上初となる主演女優賞の快挙

2023年3月13日 22:40
米・アカデミー賞 『エブエブ』が7冠 ミシェル・ヨーはアジア系史上初となる主演女優賞の快挙
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(c)2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
第95回アカデミー賞の授賞式が13日(現地時間12日)にアメリカ・ロサンゼルスで開催され、作品賞に映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、通称『エブエブ』が受賞しました。

この作品は、作品賞のほかに、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞と最多7部門の受賞を果たしました。

映画は、アメリカでさえない日々を送るアジア系移民の中年女性が、突然夫に導かれてカンフーの力に目覚め、強大な悪に立ち向かう物語。異色作でありながら、映画界に“カオス旋風”を巻き起こす2023年の注目作となった『エブエブ』。ゴールデングローブ賞を含む、名だたる賞レースを542ノミネート308の最多受賞となる偉業を達成しています。
アジア系史上初となる主演女優賞獲得の偉業を達成した、ミシェル・ヨーさんは受賞のスピーチで「これを見ている全ての子供たちへ、このアカデミー像は希望の証です。夢は実現するということの証です。この映画を私の母、そして世界中のお母さんたちに捧げます。あなたたちはスーパーヒーローです!」 と力強いメッセージと受賞の喜びを語りました。

さらに、本作で俳優復帰を果たし助演男優賞を獲得した、キー・ホイ・クァンさんは「僕の旅は難民キャンプから出航するボートから始まりました。そして今僕はハリウッドの最大の舞台にたどり着いた。映画のような話ですが、これが僕の人生なんです。これこそがアメリカンドリームなんです。夢は信じなければ実現できない。皆さんも夢をあきらめないで」と涙ぐみながら感謝を伝えました。

<第95回アカデミー賞 最多7部門受賞>
■作品賞
■主演女優賞:ミシェル・ヨー
■助演男優賞:キー・ホイ・クァン
■助演女優賞:ジェイミー・リー・カーティス
■監督賞:ダニエルズ(ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート)
■脚本賞:ダニエルズ(ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート)
■編集賞

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