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有働由美子『news zero』卒業へ 後任は藤井貴彦 『news every.』は鈴江奈々&森圭介に

2023年12月14日 12:00
有働由美子『news zero』卒業へ 後任は藤井貴彦 『news every.』は鈴江奈々&森圭介に
新たにメインキャスターを務める3人(左から鈴江奈々アナ、藤井貴彦アナ、森圭介アナ)
news zero』の有働由美子キャスターが2024年3月をもって番組を卒業することが発表されました。後任は、現在『news every.』のメインキャスターを務める藤井貴彦アナウンサー。藤井アナが夜の報道番組を担当するのは初めてのことです。それぞれのコメントが発表されました。

NHK退職後の2018年10月から『news zero』を担当している有働キャスター。番組の卒業を決めた理由や経緯については「気づけば現在54歳! 次の新たなことにチャレンジする時は今しかないと考え、1年半前から相談させていただいていて、わたくしのわがままを聞いてくださり、このたびnews zeroが快く送り出してくれることになりました」と明かしました。

番組を担当していた5年余りの中で、特に印象に残っているのは戦地ウクライナでの取材だといい、「国の正義のために死を覚悟すべきか、一つ限りの命を自分のために生きるべきか、悩み苦しむ市民の様々な本音を聞きました。戦争というのは始まってしまえば、いや戦争に向かい始めたら、止めるのは非常に難しくなる。平時の報道の大切さを心深く刻みました」と振り返りました。

残り約3か月となった出演期間については「実績と安定の藤井貴彦アナウンサーにしっかりとバトンを渡せるよう残されたnews zeroの時間をスタッフ、出演者とともに全力で走り切ります!」と意気込みました。

■藤井アナ “日テレ史上最長の夕方の顔”を卒業

後任を務める藤井アナは、2010年にスタートした『news every.』のメインキャスターを14年務める“日本テレビ史上最長の夕方の顔”。東日本大震災や新型コロナの感染拡大など日本がさまざまな苦境を迎えた時も、常に自らの言葉を届けてきました。

番組を離れることに「この先も every.で皆さんにお会いしたいと思っていましたが、新たな一歩を踏み出すことにしました。今回、期せずして目の前に道が広がりましたが、有働さんからバトンを受ける来年4月は私にとって、アナウンサー生活30年の節目となりますし、news every.も15年目のスタートを迎えます。これはまさに“転機”なのではないかと考え、大役ではありますが舞台をzeroに移すことに決めました」とつづり、今の心境を説明。

さらに「一方で、私にとってnews every.での日々はあと3ヶ月。ご覧いただいている皆様への感謝をぎっしり詰め込んでnews every.をお届けします」とコメントしました。

■新たな夕方の顔は鈴江・森のダブルメイン

そして『news every.』は、現在もキャスターを務めている鈴江奈々アナウンサー、加えて“モリスケ”が愛称の森圭介アナウンサーのダブルメインに。長年藤井アナと番組を支えてきた鈴江アナは「今何が起きているのか丁寧にお伝えし、誰かの暮らしが少しでも良くなるように。誰かのチャレンジを後押しできるように。そんな前向きなきっかけづくりができる番組を目指していきます。藤井キャスターから学んだ“とことん寄り添う姿勢”を大切に、心を込めてニュースをお届けします」とコメント。

また『スッキリ』や『ZIP!』で15年間朝の番組を担当してきた森アナは「私にとって、夕方の報道番組は全くの未知の世界。これから受け取る『news every.』というタスキには、先輩の汗と言葉が染み込んでいて、決して軽いものではありません。だからこそ、覚悟と責任を胸にスタートラインに立つつもりです」と、藤井アナから受け継ぐ決意を明かしました。