カクテルで『後輩が優秀すぎて辛い』を表現 若い世代にもバーを身近に 限定イベントを取材
気になるグラスとコトバを選び、それに合わせたカクテルを楽しむことができるイベント『BAR グラスとコトバ』(~8月4日)が東京・渋谷で開催されています。今回、記者が実際に体験し、なぜこのようなイベントを企画したのか取材しました。
これはサントリー株式会社が企画した期間限定のイベント。会場に並べられたグラスと添えられた気持ちにまつわるコトバが記されたコースターから、お気に入りのひとつを選ぶと、イメージにあったカクテルが楽しめます(事前予約制・一人500円)。
■記者が実際に体験
今回、記者が実際に体験してみました。まず、目に飛び込んでくるのは壁いっぱいに並べられたさまざまなグラス。記者は“来年の桜も一緒に見れますように”を選びました。
■奥には本格的なバーカウンター
奥に進むと、先ほどと雰囲気が変わり、本格的なバーカウンターが登場します。バーテンダーにグラスとコースターを渡すと、カクテルが作られていきます。
■“来年の桜も一緒に見れますように”のカクテルは?
完成したのは、ジンと桜のリキュールを使用した“桜マティーニ”。マティーニのすっきりとした味わいのなかに華やかな桜の香りが、願いを込めたコトバにぴったりな雰囲気でした。
■“後輩が優秀すぎて辛い”のカクテルは?
ほかにも“後輩が優秀すぎて辛い”というコトバには、郷愁に浸りたい時に寄り添ってくれるカクテルとして“オールド・ファッションド”が提供されるなど、さまざまなカクテルが楽しめます。
■担当者「バーに行きたくても扉を開ける勇気がないという声」 きっかけづくりへの思い
なぜこのイベントを企画したのか、サントリー株式会社宣伝部の菊池友里さんに話を聞くと、「若い方を中心に“バーに行きたくても扉を開ける勇気がない”、“バーで何を頼めばいいのかわからない”という声やインサイトが見えたので、気持ちからカクテルを提供してもらう体験を通じて、バーに行く経験、カクテルを楽しむ豊かさを提供したい」と、バーに行くきっかけづくりへの思いを明かしました。
また、どういった基準でコトバとカクテルを組み合わせたのかという質問には、「カクテルに使われているベースのお酒の歴史や由来。あとはカクテルの色味や名前、カクテル言葉というようなさまざまな要素を掛け合わせて、コトバとマッチングさせています」と説明しました。