秋野暢子、食道がんステージ3との闘病から2年 「もう検査は半年に1回に」
秋野さんは、2022年6月にステージ3の食道がんと判明。その後、抗がん剤治療や化学放射線治療を経て、昨年4月には治療を終えたことを報告していました。現在について「検査は半年に1回になりました。半年に1回が数年続いたら今度は1年に1回になっていく、というのが“がんサバイバー”の検査の段取りですね」と明かし、「私の場合はだいたい5年。食道がんは5年で寛解に近いといわれている。そういう期間が必要ですよね」と説明しました。
■個展を通して変わった心境「“共にやっていく”という感じが、私に芽生えてきた」
がんの経験をきっかけに始まった秋野さんの個展は、今回が2回目の開催となります。秋野さんは前回の個展を振り返り「(自分と)同じ病気に罹患(りかん)されている方や、同じ病気じゃなくても病の方が大勢いらしてくださる。個展をやることでそういう方たちと“共にやっていく”という感じが、私の中に芽生えてきたので、それまでの私の仕事のあり方とか取り組み方、関わり方は変わりました」と変化を語りました。
そして、今回は新たにガラスを使った作品にも挑戦。始めたのは今年の2月だといいます。新たな挑戦をすることについて秋野さんは「結局人間って年をとってきて、だんだんいろんなところがちょっとポンコツになってくる。そうするとちょっと体調が優れなかったりすると、新しいことに向かう気分はなくなってくる。もう大人だしと思って。でもそういうのってどんどん気持ちも老けちゃうし体も老けちゃうなって思うので、“新しいことを何かやっていく”ということも、人生にとって大事かなと思っているんですね」と考えを明かしました。