『ONE PIECE』尾田栄一郎、渡辺晋賞を受賞「巨大な“ひま潰し”の製作を目指したい」
渡辺晋賞は2006年に株式会社渡辺プロダクション創業50周年を機に創設され、芸能エンターテインメント・ビジネスにおいて、一大ムーブメントを巻き起こし、大衆芸能文化の発展に多大の貢献をしたプロデューサー・クリエイター及び新たなシステム構築などで音楽・芸能の発展に大きく貢献した人に送られる賞です。これまで、秋元康さんや三谷幸喜さん、小山薫堂さんなどが受賞しています。
尾田さんは映画『ONE PIECE FILM RED』の総合プロデューサーとしての功績が認められ、受賞となりました。
『ONE PIECE』の連載25周年を記念し2022年8月に公開された映画『ONE PIECE FILM RED』は、観客動員1427万人・興行収入197億円を記録し、2022年度国内興行成績1位・国内の映画興行収入ランキング歴代8位に輝きました。
受賞にあたり、尾田さんは直筆のコメントを発表し「錚々(そうそう)たる名前の並ぶ栄えある賞をいただき、光栄かつ、恐縮です」と喜びを語り「25年前に小さな部屋で、一枚の紙から始めたONE PIECEという1つの作品が、一体どこまで人を楽しませられるのか。25年目に発表した映画『RED』も、全てを見てきた自分としては、今、でき得る全力の挑戦と過去の様々な要因、人因の抱合だったと感じています」と振り返りました。さらに「賞に甘んじる事なく、更なる巨大な“ひま潰し”の製作を目指したいと思います」と意気込みを語りました。