片岡鶴太郎「失敗して当然、くじけて当然」 多彩な活動の秘けつ語る
片岡さんが登場したのは、セカンドキャリアを始めるシニアの就業を応援するイベント『シニアしごとEXPO2023』。片岡さんは1981年、バラエティー番組『オレたちひょうきん族』にレギュラー出演するなど、お笑い芸人として活躍。1988年にはボクシングのライセンスを取得し、プロボクサーに。また、俳優としても高い評価を受け、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など様々な映画賞を受賞。その後、画家としての活動も始め、現在に至るまで数々の個展を開催。また、近年はヨガインストラクターとしても活動しています。
片岡さんはイベントで、ボクシングを始めたきっかけについてトーク。「全く運動をやったことないけど、ボクシングをやりたくて、32歳でジムに入りましたが、みんな中学生、高校生。(トレーニングの)縄跳びも跳べなかったんです。ボクサーのロープ(縄跳び)ってかっこいいんですよ。(自分も)あれをやりたいんだけど(縄に)引っかかって。とにかく自分で跳んで跳んで、引っかかって引っかかって。何回もやるしかないんだと思って(練習した)。1か月たつと、いつの間にか縄跳びを跳んでいる自分が鏡の前にいるんです」と振り返りました。
そして、仕事をする上で大事なことについて「ひたすら続ける。反復するしかないんです。下手で当然、失敗して当然、くじけて当然。でも毎日毎日反復すること。成功体験があれば、次に行ってもまた成功できます。その時の喜びを味わっていただければ人生がこんなにも素晴らしいものだと感じると思います」と、シニア世代へエールを送りました。