三遊亭円楽、高座復帰 終演後の取材で心境明かす「泣いちゃったよ。ありがたいね」
復帰を果たした心境を明かす三遊亭円楽さん
脳梗塞のためリハビリを続けていた落語家の三遊亭円楽さん(72)が11日、国立演芸場で初日を迎えた『8月中席』で約7か月ぶりに高座に復帰。終演後、報道陣の取材に応じました。
観客に拍手で迎えられたことについて聞かれた円楽さんは「泣いちゃったよ。ありがたいね。落語聴きに来たと思うと腹立つから、見舞いに来たと思えって。見舞いに来たと思えば、入場料、見舞金にしたら少ないって。帰りにいくらか置いていっていいですよって、肝心なこと(言おうと思って)忘れちゃった」と、持ち前の毒舌を交えて、感謝を伝えました。
また、現在の体調について聞かれると「体調はまあまあだけど、ありがたいと思ったのは、昔覚えた落語を忘れてない。しゃべってみると、なんとかストーリーは出てくるから、みっともない形しながらやれるかなって。しがみついてみようかな」と、意欲をみせました。