俳優の柄本明さん（74）が19日、映画『最後まで行く』の初日舞台挨拶に、主演の岡田准一さん（42）らと登壇。柄本さんは、今後の俳優人生についての思いを明かしました。

映画は、ひとつの事故を発端に極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いたクライムサスペンス。自身が起こしたひき逃げ事件を隠ぺいしたことから、陰謀に巻き込まれていく主人公の刑事・工藤を岡田さんが演じ、柄本さんは、工藤とつながりがある仙葉組の組長・仙葉泰を演じています。

映画のタイトルにちなみ、“今後、俳優として最後までいくか”という質問に対して、柄本さんは「もうほとんど最後みたいなもんだから」と自虐発言。

続けて「需要と供給の問題でね。こっちがいくら供給しようとしても需要がなければね」と話すと、岡田さんから「ものすごい現実的なことをおっしゃる」とツッコミが。

広末涼子さんからは「需要がある限り（俳優を続ける）？」と聞かれると、柄本さんは「もう（需要）ないんじゃないですかね～。よくわかんないですね」と答えるも、司会が「皆さんまだ（柄本さんの演技を）みたいですよね？」と観客に問うと、大きな拍手が。柄本さんは「ありがとうございます」と笑顔を見せました。