落語家・林家たい平 「謎かけ誰でもできると思ったら大間違い」 ムチャブリに困惑も即興で披露
うつわ展初日に登場した落語家・林家たい平さん
長崎・波佐見町で400年以上の歴史を持ち、日常使いの“庶民の器”として親しまれてきた『波佐見焼』。磁器と落語に似たものを感じたという、たい平さんはその共通点について「波佐見焼は日常使いの器なので。落語も365日、寄席でやっていて毎日のことなんですよね。毎日使って毎日楽しいというのが僕の落語であるし、波佐見焼も毎日使って毎日楽しい、毎日飽きない。多分それはすごく落語と波佐見焼の共通していること」と語りました。
また、今回は3日間かけて制作したということで、どれくらいまでなら作業できるかと問われた、たい平さんは「基本的に僕しゃべらないことが好きなので、全くしゃべらない幸せをすごく感じながら。人としゃべらないとこんなに幸せ。しゃべるのは嫌いじゃないけど、黙っている方がもっと好き。だからすごく1人の時間で何もしゃべらないで、物に向き合ってずっと(作業を)やってることの方が、いくらでも大丈夫」と明かしました。
最後に、報道陣から磁器を使った謎かけをお願いされた、たい平さんは「謎かけ誰でもできると思ったら大間違いだからね」と困惑しながらも、「波佐見焼、器とかけまして、ご近所のうわさ話と解きます。(そのこころは)盛れば盛るほど楽しくなるでしょう」と即興で披露し、会場を沸かせました。