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全国の花火師による競技大会「にし阿波の花火」が4年ぶり開催!大会にかける花火業者や関係者の想い【徳島】

2023年11月10日 17:11
全国の花火師による競技大会「にし阿波の花火」が4年ぶり開催!大会にかける花火業者や関係者の想い【徳島】

全国の花火師による競技大会「にし阿波の花火」が11日、徳島県三好市で4年ぶりに開催されます。

大会に出場する徳島県内の花火業者や関係者に4年ぶりの大会にかける想いを聞きました。


「にし阿波の花火」は、4年前、中四国で初めて開かれた花火の競技大会です。

しかし、翌年から新型コロナウイルスのため中断を余儀なくされ、11日が2度目の開催です。

全国から超一流の花火師が集まるとあって、有料のチケットはすでに完売という人気ぶりです。

今回は全国から県内を含む9つの花火業者が出場し、「尺玉」と「スターマイン」の2つの部門でその腕前を競います。

開催の目的は、もちろん観光振興もありますが、何より徳島が西日本有数の花火の生産地であり、その伝統を知ってほしいとの想いからです。

(にし阿波の花火実行委員会 藤川修誌 委員長(43))
「花火師さんが中四国5社のうち、3社が徳島にいるというのは徳島の資源ということで考えて、それを再興させようというのが一番最初の目的で、これが何年も続いていくと徳島の文化として花火というものがより浸透していくのではないか」

創業130年以上、阿南市の岸火工品製造所です。

4年前にも出場しましたが入賞はかないませんでした。

今年は、県内の業者としていい成績を残せるようにと様々な改良を加え、大会に挑みます。

(岸火工品製造所 岸洋介 代表(37))
「一つ一つの色を強く鮮やかに出すというところで、配合比から見直しました。見た人の感情がパッと鮮やかになる、華やかになるように、そういう風な花火を目指して新たな新色を交えながら取り組んできた。徳島では尺玉を打ち上げられる場所というのは少ないけど、競技大会は尺玉をあげるケースが多くて、それが丸く大きく真円になるということを意識して改良してきた」

岸さんは、競技大会は全国のレベルを知る絶好の機会ととらえていて11日は、あえてオリジナリティある花火で4年間の成長を試したいといいます。

(岸火工品製造所 岸洋介 代表)
「入賞できるレベルまで阿波花火の技術を上げていくということが、この競技大会のひとつの趣旨だと思うので、そこはプレッシャーはありますが果敢に挑みたい」

一方、運営にもスキルが求められます。

前回、会場周辺が来場者の車で渋滞した反省を踏まえ、今回は離れた場所に駐車場を用意しました。

(にし阿波の花火実行委員会 藤川修誌 委員長(43))
「前回は渋滞がひどかったので、全く違う計画で今回、運営するようになってる。有料席の方のほとんどを場外3~5キロ離れたところに駐車場を作りまして、そこからシャトルバスで会場まで運ぶ」

会場の交通規制について

①会場の三好市・三野健康防災公園周辺は、11日午後2時から交通規制が行われます。県道鳴門池田線の南、東三好橋北岸から青石橋北岸までのエリアです。

②車の人は、会場から離れた駐車場に停めシャトルバスで移動します。

打ちあがる花火は約2万発と西日本最大級!


藤川さんは、いずれこの大会を阿波踊りのような観光資源にと意気込んでいます。

(にし阿波の花火実行委員会 藤川修誌 委員長(43))
「花火の演出と客席との距離というのは近いので、迫力でいうと(県外の)他の花火大会と比べても全然そん色ない国内を代表する大会にすることができればいいなと思う」

観覧席のチケットはすでに売り切れ、無料の当日席はなし。


当日は会場周辺、交通規制が行われることから混雑が予想されますのでご注意ください。

また、吉野川南岸で車から花火を見るなどの行為は大変危険ですので、行わないようにしてください。詳しい情報は公式HPで。

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