暮らしの中にある美に価値を 「民藝」の展覧会 富山県美術館
名もなき作り手が生み出す「民藝」の美しさを見直す展覧会が13日から富山県美術館で開かれています。
「民藝」とは「民衆的工藝」を略した言葉で、思想家の柳宗悦らが、普段使いの品の中にある「美」に価値を見出し名づけたものです。
展覧会では「衣・食・住」をテーマに、暮らしで用いられてきた着物や皿など日々の生活の中にある国の内外の名品、およそ150件が展示されています。
また民藝の広がりを紹介するコーナーでは、富山の八尾和紙など5つの産地で継承されてきた民藝の品と受け継がれる手仕事が紹介されています。
「民藝、美は暮らしの中にある」は富山県美術館で9月23日まで開かれます。