酒蔵で縁起物の酒「立春朝搾り」出荷作業 無病息災や商売繁盛を祈願 大分県国東市
3日は二十四節気のひとつ立春です。
大分県大分市の公園で梅の花が春の訪れを告げる中、国東市の蔵元ではこの日にあわせて搾った縁起の良い酒が出荷されました。
立春の3日、大分市の平和市民公園を訪れると紅白の梅の花がほころび、春の訪れを告げていました。
こうしたなか朝早く、国東市の萱島酒造では縁起物の酒「西の関立春朝搾り」の出荷作業が行われていました。
これは「日本名門酒会」に加盟する全国の蔵元が毎年、立春に合わせて一斉に行うもので、県内では唯一こちらの蔵元で作られています。
瓶詰めされた立春朝搾りは無病息災や商売繁盛が祈願されたあと、県の内外から訪れた販売業者に引き渡されました。
◆酒の販売業者
「ことしは香りもよくて味もいいと聞いているので、早く帰ってたくさんの方に届けたいと思う」
萱嶋酒造の「西の関立春朝搾り」は例年並みのおよそ1万本が県内を中心に九州各地に出荷されたということです。