県内最大の写真公募展が開幕 480点の力作展示 ことしの見どころは
県内最大の写真公募展「県写真展」が22日、開幕しました。ことしは480点の力作が展示されています。その中から入賞に輝いた作品を中心に写真展の見どころをご紹介します。
山形市の山形美術館で開かれている「県写真展」には、県内に住む16歳から95歳までの写真愛好家から1950点の応募があり、会場には入選した作品など480点が展示されています。
こちらは最高賞の県知事賞を受賞した山形市の松田蓉子さん(79)の作品です。動物園のカンムリヅルを背後から捉えた1枚です。
県写真連盟の阿部直美会長「全ての動物に対する愛着心や愛情があるからこういう写真を撮ることが出来る。正面からも美しいし斜めから撮るのも美しい。だけど後ろの羽をきれいに出しているのを撮るのが視点が全然違う」
一方こちらは、山形市議会議長賞を受賞した川西町の斎藤文夫さん(75)の作品です。
「こちらは年配の男性がスマホを一生懸命操作している。ところが顔をしかめてなかなか思うようにいかないという表情がこちらに伝わってくる。それもあくまで見る人の解釈だけどそういった解釈をしながらここに展示されているものを見るのも写真の楽しみ方だと思う」
ことしは、新型コロナが5類に移行したこともあり、県内各地の祭りを捉えた写真も多く寄せられたということです。
県写真連盟の阿部直美会長「培われてきた伝統的な行事を捉えるのはそれを見て感動してシャッターを押しているからその感動を少しでも味わってもらえれば」
訪れた人たちは、自然や祭り・動物など写真愛好家たちが撮影した力作の数々に見入っていました。
「こちらのダンス習ってるから。先生の写真が飾られてるということできょう来た。写真みてどう?上手。」「それぞれに撮る側の思いとかを見ていると感じる。」「どの写真も引き込まれてどこで撮ったのか気になりながら見ていた。桜の花が散っていてその中でコイが泳いでいる写真が引き込まれた」
県写真展は3月24日まで、山形市の山形美術館で開かれています。