×

伝統の「大わらじ」無病息災願う 約6時間かけ完成 国道沿いで地域見守る 山梨

2025年3月20日 19:33
伝統の「大わらじ」無病息災願う  約6時間かけ完成 国道沿いで地域見守る 山梨

 山梨市の国道沿いに20日、今年も巨大なわらじがお目見えしました。江戸時代から続く伝統行事で、人々の無病息災を願い地域住民が丁寧に編み上げました。

 男性たちが力を込めて編んでいるのは、長さ約3メートルの大きなわらじです。

「隼の大わらじ」は山梨市牧丘町の隼地区に江戸時代から伝わる伝統行事。その昔、流行した疫病を祈祷でしずめた僧侶が置き忘れたわらじを祭ったことが始まりとされ、市の無形民俗文化財にも指定されています。

 20日11人の地元住民が市内の農家から提供された稲わらを使って約6時間かけて完成させ、国道140号沿いの桜の木に吊るしました。

大わらじを作った住民は
「大わらじに見守ってもらっているので、病気にならないことを望んでいます。これからの人たちに頑張って継承していってほしい。(Q.いつまで?)地球が終わるまでにしましょうか」

 奉納された大わらじは来年春までの1年間、この場所で地域を見守ります。

最終更新日:2025年3月20日 19:33
    一緒に見られているニュース
    山梨放送のニュース