パールは「2」ダイヤは「10」宝石の硬さ表す“モース硬度”…人の歯はいくつ? 山梨
日本有数のジュエリー産地・甲府市で、宝石の「硬さ」に注目した企画展が開かれています。
企画展「宝石ってかたい?やわらかい?」が開催中の甲府市丸の内にある山梨ジュエリーミュージアムです。
荒木キャスター
「宝石の横に並んだ2~10までの数字…実は、宝石の硬さの度合いを示す基準の一つなんです」
今回、企画展のテーマとなっているのは宝石の硬さの基準「モース硬度」。鉱物同士をこすり合わせて傷のついたほうが低い数字、つまり「柔らかい」となる指標で、約200年前に考案されました。
会場では「モース硬度」ごとに県内でつくられたジュエリーが並んでいます。
例えば、パールは「硬度2」、ルビーやサファイアは「硬度9」、ダイヤモンドは最も硬いとされる「硬度10」です。色やデザインとはまた違った見方からジュエリーを楽しむことができます。
山梨ジュエリーミュージアム 若月千佳学芸員
「同じ仲間の硬さのジュエリーってこんなものがあるんだということも見ていただけると思います。水晶が硬度7のところに並んでいますが、水晶とパールがぶつかってしまうと(硬度が低い)パールが傷ついてしまうとか、そういうことも考えながら見ていただくと楽しいかなと思います」
ちなみに人間の歯はモース硬度で「硬度7」、水晶などと同じくらいなんだそうです。
この企画展は来年2月24日まで開かれています。