経済産業省は、輸出手続きを簡略化できるいわゆる「ホワイト国」に、韓国を再び指定する手続きに入りました。今後、政令が改正されれば、日本が韓国に対して行っていた厳格化措置は、およそ4年ぶりに全て解除となります。

日本政府は、「安全保障上の対応」として2019年から有機ELパネルやスマートフォン、半導体の製造に必要な「フッ化水素」など3品目の韓国への輸出管理を厳格化してきましたが、韓国の輸出手続きが適切に行われていることを確認できたとして、先月、その厳格化措置を解除しました。

その後も、輸出手続きを簡略化できる「グループA」、いわゆる「ホワイト国」に韓国を戻すことについて対話が続けられ、28日、韓国を再び「グループA」に指定する手続きに入ったと明らかにしました。

韓国の輸出管理体制などについて、日本と同水準の実効性を確認できたとしています。

今後、広く一般から意見を募集した上で、政令が改正されれば、日本が韓国に対して行っていた厳格化措置は、およそ4年ぶりに全て解除となります。