経産省、韓国“輸出管理の厳格化措置”緩和へ協議進める
経済産業省は、韓国に対して行っている半導体素材などの輸出管理の厳格化措置について、緩和に向けて韓国と協議を進めると発表しました。
日本政府は、「安全保障上の対応」として、2019年7月から有機ELパネルやスマートフォン、半導体の製造に必要な「フッ化水素」など3品目について韓国への輸出管理を強化してきました。
また、輸出管理が信頼できる国を「ホワイト国」と位置づけ、輸出手続きを簡便化していますが、ここからも韓国を除外してきました。
韓国は対抗措置としてWTO=世界貿易機関の紛争解決手続きを進めてきましたが6日、これを中断すると発表しました。
経済産業省も輸出管理を「2019年7月以前の状態に戻すべく、韓国側と速やかに協議を開始する」と発表しました。
近く局長級の政策対話を開催し韓国の輸出管理の実効性をしっかり確認したいとしています。