月額550円も…NTTドコモ「新料金プラン」発表 店頭での申し込みも可能に 街の人の反応は?
20日、NTTドコモが新しい料金プランを発表しました。これまでは20ギガで月額2970円のワンプランでしたが、0.5ギガで月額550円など、スマホをあまり使わない人向けの低額プランも含まれています。使用状況に合わせて価格が抑えられるプランの登場に、街の人の反応は…。
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現代人の“相棒”スマートフォン。その料金を街で聞いてみました。
「親と別で払っているけど、だいたい2つで2万くらい。(母は)ほとんど使ってなくて持っているだけ」
「(家族)3台で月1万5000円。ちょっと高いですよね…安いプランがあると、うれしいよねって」
悩ましいスマホの料金。そんな声が届いたのか、20日にNTTドコモが発表したのが、すでに提供している「ahamo」に加わる、「irumo」と「eximo」という新たな料金プランです。
NTTドコモ・営業戦略部 山本明宏部長
「3つのプランで、すべてのお客さまにぴったりな選択肢をご提供します」
「ahamo」は20ギガで月額2970円のワンプランでしたが、「irumo」は最も安いもので、0.5ギガで月額550円など、4つから選択可能となっています。スマホをあまり使わない人向けの低額プランです。そして「eximo」は、データ利用量に応じて3段階に月額料金が変わるプランとなっています。
誕生のきっかけは、利用者からの「より安いプランを使いたい」という声でした。
NTTドコモ・営業戦略部 山本明宏部長
「そういったお客さまを他社から来ていただく。ユーザーを増やしながら、お客さまに使っていただく」
使用状況に合わせて価格が抑えられるプランの登場に街の人は――
「助かりますね、年金生活ですから。収入がないから、安くなるなら助かる」
さらに、次のような声も聞かれました。
「ネットでやると、途中で暗証番号で全部引っかかって、やりたくなくなっちゃう」
実は、すでにある「ahamo」はオンライン申し込み専用で、スマホに不慣れな人は操作が難しいというケースもあるそうです。そうした声にも応え、今回、登場した新たな2つは、店頭での手続きが可能だということです。
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携帯料金を巡っては2021年、ソフトバンクが「LINEMO」、KDDIが「povo」と新たな料金プランを打ち出していました。
今回のドコモの発表にライバル社はどう動くのか。専門家に話を聞きました。
ITジャーナリスト 石川温氏
「ドコモとしては、あまりスマホを使わない人向けの料金プランを強化することで、ユーザーを逃げられないようにする狙いがあったのかなと思う。他社からすると様子見なのかなと思います」
ドコモの新たな料金プランは、来月から提供開始ということです。